超効率勉強法を読みました

 超効率勉強法を読みました

全体的に浅く広く勉強法を紹介するだけで、私にとっては無駄な本でした

また、アクティブラーニングが幹と書きつつ、全体を見て枝葉が多かったのが残念です
例えば立って学習、音楽を掛けないとかのアクティブラーニングと全然関係ないであろう項目が記載されています
「勉強法の取捨選択!」みたいな本ならそうは捉えませんでしたが全体的にバラバラな印象をうけました
余りに雑多なので、取捨選択できない人はたくさんの勉強法を前にどうしたらよいか訳が分からなくなりそうというデメリットもありそうです

他にもハイライトは駄目といいつつ本にはハイライトが多用してあるなど矛盾もありました
自分で引くのと予め引いてあるのは別なのかもしれませんが、それならそうと解説が欲しいところです

極めつけは、ゲームを10分やることで集中力が上がるという項目で挙げられているゲームがLoLということ
LoLは絶対に10分で終わらないゲームなので、この著者が十分調べていないと判断しました
そのせいで他の項目も同じくらい適当なんだろうなあとどうしても思ってしまいます

ただ、既に知っていることが多く、また、私の受験勉強の過程で経験済という項目も多かったので無駄と感じただけで、この本の大部分が新しいなと思う人にとってはかなり役に立つのかもしれません

記載されていた中で、私が受験生時代に行ったテクニックを紹介してみようかと思います


忘れたころに復習

単語や基礎知識はこれをバリバリに行っていました
具体的には以下の手順です
・リングで留めて束にする奴を利用して単語帳などを作成
・予備校への往復時間にテスト
・覚えていたやつは次の束、忘れていたやつは前の束に移動
・1番前の束は毎日確認、2番目の束は2日に1回、3番目の束は週に1回・・・みたいな感じで繰り返す

これは覚えた単語に掛ける時間を削減できる良い仕組みだと思います

同じように参考書なども、問題を解いてできたら〇を付けておき、次回は飛ばす
間違えたら×を付けておき、次回も解く、という感じで進めました



クイズ化とテスト

クイズ化(自分で問題を作る)はやっていませんが、効果はありそうです
まあ自分で問題を作れたら、既に勉強する必要がなさそうなので、机上の空論の勉強法かもですが

テストは非常に有効だと思います
ふむふむと参考書や例題などを読んだら問題が解けるようになる人はまずいません

私のやり方は、○○大予想問題みたいのをはいくつも購入して、1問解いてみて、分からなかったらその類似問題を参考書とかから探してリトライ、みたいな感じです

これは賛否あると思いますが、自分はテストのときは簡単には答えを見ませんでした
逆に学習している間(覚えている間)は直感で分からなければ答えを見ると両極端な学習方法です

知らないものは解けないので、まずは学習、そして時間内に思い出す、とインプットとアウトプットの訓練を完全に分けたわけです

これは絶対の正解ではないかもしれません
ただ、受験以外でもそうですが、何かを考えるときは自分が持っている知識の範囲で考えることになります

仮に時代が違えばフェルマーとかの自分の名前が付く定理があっただろう超天才が数学の問題を解いたとしても、制限時間内で今まで学習したことのない問題を解くのは無理でしょう

なので、インプットとアウトプットを分け、テストを繰り返し行うのは大体正解ではないかと思っています



チャンク化

一つのことを覚えるのではなく、複数のことをまとめて覚えるテクニックです

provide A with Bみたいに用法ごと覚えることは良くやっていました
古文・漢文なんかは1チャンクが教科書1ページ丸ごとみたいな感じでしたねw

当時はチャンク化のことは意識していなかったのですが、上記のように無意識に行動はしていました

英語で言えば、例文が大量に乗っていて全部覚えたら英単語も英熟語も文法も網羅できる!みたいな書籍を探したりもしました。残念ながら受験生時代には見つけられませんでしたが

過不足なく例文を集めるのが難しいのかもしれませんが、もしそんなのがあれば圧倒的オススメ書籍です



ティーチングテクニック

教えるつもりで勉強する方法です
これは良くやりました。つもりではなく実際に教え合ったりもしていました(本にも記載しされていますが、つもりでも十分でしょう)

実は今もやっていて、会社では報告する機会はないけど資料は作っていたりしますし、このブログもその側面を持っています



戦略リソース

これも今でも私は重視していることです

最終的な目標を立て、それに効果的な戦略を考え、その戦略を満たせる手段を模索し、そして各々の方法に割くリソースを検討する、という感じのやり方は必須だと思っています

特にリソースを考えない人、結構多い印象があります
やることに優先順位をつけます、といいつつ、やることを全部やろうとする人とか(全部できるならやれば良いのですが)
もしくは優先順位を付けろと言っておいて、なんでこれやってないの?という人とか(優先順位が低いものは実行されないのが理解できていない)

受験の場合、どの大学を狙うのか、自分の今の学力はどうか、などで勉強方法は大分変ると思いますし、選ぶ参考書も変わってくるでしょう

私の受験生時代での大きな選択肢は、センターで地理を取るか日本史を取るか、でした
・地理は勉強時間少なくてもある程度取れるけど、100点はまず無理
・日本史は勉強すれば100点が取れる
の2択は多くの人が迷ったと思います

細かいところでも、どの参考書を選ぶか、その参考書にどのくらい時間をかけるか・・・など、考えすぎても良くないですが、この辺りの戦略とリソース配分は意識して時間をかけた方が結果としてうまくいくのではないかと思います



参考リンク

「技術と言うものは人それぞれの経験や知識に左右されますが、原点はたった一つ。
それは、プログラムの動きと言うものが、自分の頭の中に現在ある知識と知恵の範囲のものしか作れないと言う事です。
(中略)
こんなスパム排除機能を持った検索エンジンを作ろう。
そのプログラムが、どのような基準でスパムと判断するのかは、開発者の頭の中にあるスパムに対する基準以外のものは導入されません。
(中略)
技術に関しては、作ろうと思ってから勉強しても遅くは無いのですが、『作ろう』と思った瞬間のアイデアは、その時の知識と自分の考え方が反映されるということです。」

クイズ化とテストの項で触れたことです
これ、私が昔からずーっと考えていたことですが、見事に文章化されていました
まさか全然関係ないゲームのことをググってこれが引っかかるとは・・・



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