インデックス投資について

インデックス投資について、私なりの考えを書きます
尚、この記事のインデックス投資はバイ・アンド・ホールド(買ったら売らない)の場合とします

インデックス投資とは、ある指標に連動するように投資することを指します
一般的に手数料が安くその他の投資法と比べ手数料勝ちできること、意識せずとも分散投資できることが主な特長です

その分他の手法で成功したときに比べてリターンは控えめです
また、詳細は後述しますが、致命的なデメリットもあると考えています

メリットも大きいので、デメリットに注意しつつ私はインデックスファンドへの投資を主軸の1つに据えています



インデックス投資とは

インデックス投資、インデックスファンドとは幾つかの言葉の組み合わせになります

インデックスとは、例えば日経平均とか、NYダウ平均とかが有名ですが、そういった様々な指標のことです
ファンドとは、複数の投資家からお金を集めて運用して、その利益を分配する商品のことです

インデックス+投資はある指標に連動するように投資すること、
インデックス+ファンドとは指標に連動する商品のことを指します(※1)

パッシブ、アクティブという言葉も良く出てきますが、
パッシブ:指標に連動することを狙う
アクティブ:指標を上回ることを狙う
という意味で、実質的にインデックスファンド=パッシブファンドになります



インデックス投資のメリット

低コスト

アクティブファンドと比べて、運用が楽な分、手数料が控えめとなっています

本当にアクティブファンドの運用に手間が掛かるか?というのは疑問もありますが、
真偽はどうあれ手数料が高いのは事実で、数料の差はそのまま運用成績に複利で掛かることから少しの差が大きく響きます
この点は文句なしのメリットです

また、歴史上アクティブファンドがインデックスを上回った事例はほぼありません
個人的には単に将来の有望株を選ぶのが困難というだけではなく、上記手数料の影響も大きいのではと考えています

個別株に対しては、個別株側が売買を頻繁にするなら手数料と買う手間の分だけ、個別株側がバイ・アンド・ホールドしても買う手間分は、インデックスファンドが有利でしょう

逆に言えば個別株はバイ・アンド・ホールド&ある程度の集中投資をすると強みを活かせそうです


分散投資

複数の株等に勝手に投資してくれるので、個人でリスク低減のために分散先を決めなくてよい点も見逃せません

20銘柄位に分散すればリスクは十分低くなるというグラフも見たことがありますが、
計算式までは追えていないので勘ですが、何か落とし穴があるのではと考えています

例えば、リスクを読むことは難しいで記載したσの考えと同じように、95%の確率で問題ないけど残り5%で大きな痛手を負うとか
もしくは(実際にはほとんどの株式がそれなりに相関関係を持つはずですが)相関関係を小さく見積もっているとか

実際には100銘柄とか買わないと十分な安定は得られないような印象があります



インデックス投資のデメリット(影響小)

デメリットは所詮平均点止まりということです

株で大金持ち!という人は、少数銘柄への集中投資を実行されているか、超長期投資を実践しているか、そもそも収入が多く金持ちか、のいずれか以外の人を見たことはありません
構造上インデックス投資では一撃でお金持ちになることはできないのです

これは私にとっては大したデメリットではないと思います
私の目的が大きく勝つことを必要としていないからです

デメリットというか不安として、"指標が"たまたま勝っているだけかもしれないということもあります
今の所、インデックス投資の主流である時価総額比加重平均を指標とすることは上手くいっていますが、それが優れているかは検証されていないといって良いでしょう
過去は、調子が良かったようですが、未来もまた調子が良いとは限りません

資産運用とその理論で書いたように時価総額比加重平均がベストなのかといえば、正直怪しいと考えています

まあこちらも大した問題ではありません
じゃあ別の指標の候補があるかといえば、今のところ無い(物理的に存在するけど手数料が高いから無い)ですし、時価総額比がダメという証明もされていないのですから



インデックス投資のデメリット(影響大)

インデックス投資はしばしばバイアンドホールド(買ったら売らない)とセットで利用されることが多い手法です
指標が(一時的には下がるかもしれないが)右肩上がりというのが、インデックス投資&バイアンドホールドが成り立つ前提条件となります

私としては、これが大きなデメリットだと考えています

今のところは指標自体が長い目で見て右肩上がりですが、将来的にもそうであるかはわかりません
ここは十分考えておくべきだと思います

アクティブファンドや、個別株への投資は、指標が右肩下がりの中でも利益を出すことができますが、インデックス投資&バイアンドホールドでは無理です(※2)

特に、出口戦略では重要です
出口で20年続く暴落に巻き込まれると目も当てられません

この点はアクティブファンド、個別株に投資しても同じという見方もありますが、アクティブファンドや個別株の場合、そもそも暴落した時点で解約するというのが失敗(その前に売っておくのが正解)という点が異なります
私のための資産運用で記載したように、私の資産が評価指標なので、右肩上がりは前提にはできません

出口戦略においてはインデックス投資といえども、自分なりの戦略を立てることが必要(=自分でアクティブに運用することが必要)と考えています



インデックス投資のデメリット(致命的)

今はほとんどの企業が上場を目指していますが、そのうち上場しないことが主流になるかもしれません

非上場企業はインデックス投資の範囲外ですから、今は大部分の企業に投資で来ていても、いつか少数の企業にしか投資できなくなるかもしれません
そうなると、インデックス投資の強みである分散投資が怪しくなります

なによりインデックス投資自体のリターンが、非上場企業への投資に対して大きく劣後する可能性があります

つまり、インデックス投資という手法自体が不利となる時代がくるかもしれません
その時まで投資を続けていれば資産を大きく毀損するでしょう

私としては、そうなる可能性は結構高いのではないかと考えています
その時代わりになるのはコネとかによるエンジェル投資とかになるでしょうから、ハードル爆あがりですが・・・



まとめ

メリット、デメリットはあるものの、今のところメリットの方が上回っていると考えています

資産運用戦略で記載してある通り、私は資産運用で大きく利益を出す必要性はいまのところありません
そのため、影響が大きい、あるいは致命的なデメリットに注意しつつ、インデックス投資を資産運用の主軸としています



※1
ところで、自分で作った指標に連動するように投資する場合、それはインデックス投資なのかアクティブ投資なのか、どちらなんでしょうかね

※2
インデックスファンドを用いてその指標が右肩下がりの時に利益を出すことも理論上は可能です
その場合、それはインデックス投資なのかアクティブ投資なのか(rya

※1、※2とも、スマートベータという言葉がありました
思いついたことは大抵誰かが考えているってやつです
車輪の再開発をしない為にもやっぱ勉強は必要ですね

まあ今度はスマートベータと時価総額比加重平均のどっちが良いのか、という問題が勃発しますけども



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