アセットアロケーションの目標と実現(2022年8月以前)

アセットアロケーションの目標と考え方です
私のアセットアロケーションの基本的な考え方は→アセットアロケーションに関しての考え

基本的にアセットアロケーションについては、参考までにチェックくらいはする程度の認識で、その時その時である程度柔軟に動いても構わないかな、と考えています

現在の目標は以下です(数字はいずれも現時点での目安)
・現金以外の資産割合は55~65%程度を目途、暴落が来た時に比率を上げる
・株式内の割合は、アメリカ:先進国:新興国=65%:25%:10%
・金の割合は7~8%程度、5%程度に少しずつ下げていく&ETFでの保有を検討
・リートの割合も徐々に上げていく(2%)
・買い付け用流動資金(残り)
・生活防衛資金は固定値
・ビットコインはこれから検討

数字自体は特に意味がありません。直感です
時価総額比率から何となく上下させている感じです



目標アセットアロケーション(株式比率)

とりあえず55~65%程度を目途としています。それ以上は大きな暴落が来た時に検討します

株式は一気に買わず、徐々に比率を上げることで積み上げてきました

期待値だけみれば、ドルコスト平均法と一括投資で記載したように、追って記載する買付用流動資金を持たず、一括で投資した方が優れている可能性も高いと考えます

ただ、まだ投資についてほとんど知らない状況で全財産を投下するのはいくら何でも無謀でしょう
間違った投資先に投資してしまうかもしれませんし、投資方針が変わることもあります
(これは純粋に投資方針が変わる意外に、急なライフイベントなどによる影響もあります)
そのため、株式の割合は徐々に増やしていくのが良いかな、と考えています

リーマンショック並みの暴落があればその年に一気に投資しますが、
何もなければ少しずつ、小幅な暴落があればその時々に、株式比率を上げていく予定でした
幸か不幸か(暴落していれば一括投資でいたという意味で)極端な暴落は無かったので、徐々に上げていく形となりました



目標アセットアロケーション(株式内比率)

株式内の、アメリカ、先進国、新興国の比率もある程度一定の割合に保ちます
何故先進国と新興国の2種でなく、追加するのも日本ではなくアメリカを加えて3種にするかと言えば、アメリカ単体の比重が大きいためです
実に時価総額比で6割以上を占め、先進国とひとくくりでなく、分離して考えるに値する比率だと考えました
また、アメリカの個別株も購入することを考慮しています(アメリカに過剰に投資することの抑制)

比率は概ね時価総額比としますが、少しだけ先進国、新興国を減らそうかなと考えています
大体、アメリカ:先進国:新興国=65%:25%:10%
勢いのある地域を多めにする雰囲気にします。あくまで雰囲気

先進国を減らす理由は、日本は先進国に含まれるので、日本円への全力投資で記載したように、今後の給料を考えると日本以外の資産を持ちたいからです
(これは、日本を除くインデックスファンドを選好することで実現します)
また、アメリカ以外の先進国ってあまり成長余地もなさそうという予感もあります

新興国の成長は先進国の富によってもたらされるので成長=株価伸長でもないという意見をみて、確かにその通りと思ったため、時価総額レベル(やや少なめ)程度にします

こちらも、冒頭のアセットアロケーションについての考えで述べた通り、
大体意識しておけば良いかなという程度の捉え方です



目標アセットアロケーション(株式以外)

株式以外の資産も持ちたいとは考えています
残念ながら、今の所魅力的な資産クラスが殆どありません
(詳細は→株式以外のアセットアロケーションへの組み入れ候補

今のところは「金(gold)」と「REIT」をアセットアロケーションに入れています

金は2020年5月頃から買い始めたのでまだ比率を増やしている段階です
7~8%まで一旦増やしましたが、今後は割合を絞っていきます
売却ではなく、積立額の低減により進めます
また、ETFへの移行も視野に入れておきます

インフレにより金価格が上がっても、税金(総合課税)の控除枠(50万)は変わらないでしょうから、全資産に対する割合とは別に、時価総額が大きくなりすぎると不都合が生じると考えたからです

REITは2022年から徐々に買い進め、2%程度にする予定です
こちらは特に理由は無く、何となくのお守り代わりです



買付用流動資金とは

買付用流動資金は、生活防衛資金とは別の、いずれリスク資産に投下すると決めたお金です
主に暴落時に利用することになります
しっくりする単語を知らないので作った造語です

待機資金とか投資余力とは違うんですよね・・・「いつか来ると信じた暴落に向けた円への投資」というイメージです
暴落が来なければ徐々にリスク資産に振り向けますが、その一部は一生塩漬けでも構わないという位置付けです

また、直ぐに全額を使うことは無い生活防衛資金と違い、即座に全て利用する可能性が僅かですがあります
そのため、生活防衛資金と違い国債など、流動性が制限される商品を買うのはあまり良い手ではありません

株を買うことで得られるはずのリターンを失うことになりますが、代わりに暴落時のダメージも減らせます
株式を持ち続け、暴落時に買い増したいで記載したように、タイミングを計るのは不可能、最低でも難しい、という意見がありますが、私はそれでもやはりタイミングを計りたいと考えます

資産運用戦略で記載したように、そこまでリターンを求める必要もないので、
最悪、暴落までのんびり待っても良いという余裕もこの作戦を取った理由の一つです

金額手金は誤差ですが、管理上は一応普段の生活につかう回転用の資金も買付用流動資金の中に入っています
生活防衛資金に入れても良いのですが、計算が面倒なので・・・(生活防衛資金はある銀行口座に纏めて入れているので、計算が楽なのです)



目標アセットアロケーション(生活防衛資金)

生活防衛資金は固定値としています(なので、割合は減っていく予定)
幾ら位あれば良いかは良く分かりませんが、とりあえず切り詰めに切り詰めれば数年は生きられるかな・・・程度です

生活防衛資金を幾ら持つかは人によりそうです
直ぐ次が見つかりそうなスキル持ちや仕事に従事している、あるいは公務員なら少なくても良さそうですし、何の変哲もない営業とかの(クビを切られるような)不況の時にマトモな先が無さそうな職種なら厚めに持っておく方が良いと思います

絶対的な基準が無いので好みですが、迷ったら厚めが正解くらいは確からしいでしょう
私としては、2年分程度では足りないと考えています。通常の不況でも2年位は続くことが多いからです
不況自体はもっと続く可能性もありますが、限度もあるのでどこかで妥協することになるでしょう
私は、何となく5年分位持つのが理想だと思っています

生活防衛資金をアセットアロケーションに入れるか

生活防衛資金をアセットアロケーションに入れて考えるかどうかは記載上の問題だけかもしれませんが、人によってはかなりの金額になるため、大きな分岐点と考えます

私は、生活防衛資金も投資先と捉えています

一つの理由は超低リスクの投資(国債など)であれば、それは現金に限りなく近いなにかだからです
万が一国債がぽしゃる時があるなら、そもそも日本(場合によっては世界)が沈没しています
間違いなく現金も意味を持たないでしょう

そのため、生活防衛資金を国債などで運用するのは十分アリではないでしょうか
直ぐ必要な最低限の現金は持つにしても、それ以降は毎月取り崩せば良いだけです

また、もう一つの理由として、現金も絶対毀損しない資産ではないことが挙げられます
仮に超インフレが起きれば、現金は紙になります。その際は株式の方がよっぽど生活防衛に役立つはずです

よって、現金(円)は厳密に言えばリスク資産ともいえます
単に、「破綻(インフレなどによる無価値化)することを無視」しているに過ぎません

一方で、円の価値がゼロまで落ちることを恐れても仕方ないことです
その時には日本の証券会社、銀行、どこに資産を置いておいても、自分の手元にその資産を持ってくることが無理な可能性は高いでしょう

土地?そんなもの暴力で奪われるに決まっているじゃないですか(苦笑)
まだ国外に脱出することを考えた方が現実的です

従って、「資産を現金に投資している」というのが自分にとってしっくりくる表現です

そんなことを考えて居ると、S&P500で資産形成様が書かれている、「生活防衛資金って日本円で持たなきゃダメなの?」には心惹かれるものがあります

上記の通り、直近(今週中とか)に現金を用意する必要が無ければ現金以外でも構わないんですよね
流石にビットコインとかだと直ぐに現金化できるか不安ありますが、外貨MMFが日本円に変えられない事態が起きてしまうのなら、先に記載したように現金が文字通りの紙屑になっているでしょう

記事を見る限り、大暴落かつ超円高かつ失職は、円高は私の勤務先に有利の為、ほぼ縁がなさそうです

逆に(度を越えた)円安時は失職もありえるでしょう
となると、生活防衛資金はもっと削って、海外債券に回すのも良いのかもしれません
海外債権は円安時に税金を多くとられるという欠点がありますが・・・

参考リンク:
いつか子供に伝えたいお金の話様
バリュー投資家『鎌倉見物』の米国株投資様



目標アセットアロケーションの実現に向けて

アセットアロケーションの把握方法

目標に向かうには現在を把握することが前提です
とはいえ、アセットアロケーションの把握は、現状、日々の給料やボーナス、月々の投資タイミングで結構変わるので、大雑把に確認しておけば十分でしょう、ということにします

現実的な話、現金は各銀行にばらけて振り込まれるので、毎月正確にウォッチするのは大変なんですよね

普通の給料はSBI銀行で受け取っています
一方交通費はUFJ銀行で受け取っています(元々UFJ使っていた名残)が、多い月だと6万とかになります
オンラインで残高を見れるようにしたので細かくみても良いのですが、面倒です

アセットアロケーションを0.1%刻みで管理しようが、1%や2%ずれようが、そこから得られるリターンはほぼ無いでしょう、という直感から工数をかけるのも馬鹿らしいので、大雑把な把握に留めています


アセットアロケーションの実現方法

当面は、少しずつ定期的に、各種資産を購入していきます
または調整時や暴落時に追加で買い増しを検討することにしています

もしかしたら、暴落が来ない=買付用流動資金の出番がないかもしれませんが、それはそれでサラリーマンとしての給料は安定するのでウェルカムという考え方です



参考リンク

生活防衛資金と国内債券資産の色分け【アセットアロケーションの決め方・その3】 - いつか子供に伝えたいお金の話様
ポートフォリオの考え方-素人投資家でもETFで資産形成用様
長期投資のアセットアロケーションに債券は必要か?-アメリカ株でアーリーリタイアを目指す様
日本国債を持つくらいならキャッシュの方がマシでしょう - 神経内科医ちゅり男のブログ様



2018年12月以前の目標(数値を間違えていたという凡ミス ※私の考えに合うよう修正済)


2020年1月の目標アセットアロケーション
①生活防衛・日常生活用現金 30%以下(固定値なので、%は変動)
②買付用流動資金 40%
③株式投資 30%(基本海外へ投資する)

現在は、生活用防衛資金を固定値で確保、買付用流動資金(口述)とリスク資産(ほぼ株式)を半分ずつに向けて投資を進めています
ただし、割合はザックリで、数%ずれてても問題ありません

将来どのようになっているか、どのように考えているかは、特にまだ始めたばかりなので大きく変わっている可能性があります

とりあえずは目標に向かいつつ、継続して検討していけばよいでしょう
特に、個別株はもう少し割合を増やすことを検討中です

→2018年9月頃少し変えました。それ以前は以下の目標でした
「現在は、2020年1月に生活防衛資金30%以下・買付用流動資金40%・リスク資産30%の割合を考えました」
生活防衛資金が固定値なので、%が結構変わりそうなので修正です
また、若干株式よりにしました

2018年12月以前の実現方法

いきなり目標アセットアロケーションにするには、ちょっと暴落のリスクが高いと判断しています

そのため、
・インデックスファンドにドルコスト平均法で投資
・個別株は気分が向いたときに投資
の2本立てで、徐々に目標に近づけることにします

個別株の割合はもう少し増やしたいですし、
暴落が近いと思えば、もしかすると、買付用流動資金はもう少し比率を上げるかもしれません(そして外して泣きそう)

まあ、その時の状況次第ですかね





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