現物の土地に比べてハードルが低く、インフレに強い土地に気軽に投資できるのがREITのメリットです
また、REITには税金が掛からないという大きなメリットもあります
そのハードルの分リターンが高いことが期待でき、ばかばかしい位の税制（給料との相殺）の優遇もあります
それらを活かせないREITは長期的にみると株式より劣るのかなあという印象です
不動産やREITの長期リターン、そういえばあまり本に載ってないような？なので、実際のところどうかわかりませんが・・・
現時点では少しだけ保有することで様子見＆調査継続に落ち着きました
REITを持ちたい理由
日本円への全力投資を避けるため、資産は円以外のクラスに分配しておきたいところです株式は基本となりますが、他に良い資産クラスがあれば分散のために投資したいと常々感じています
中々候補が無いのですが、REITはインフレに強い土地に気軽に投資できることがメリットです
株や債券よりはインフレに強く、それ自体が成長しない金と成長するREITと、他の資産と比べてメリットとなる点は十分にあるでしょう
また、自宅を持たない場合にはリスクヘッジの側面を持たせることができます（これは結構重要な観点かも）
現物の土地との比較
現物の土地を持つのは非常にハードルが高いのは言うまでもありません1回の投資額が非常に大きくなり、否応なしに集中投資になることが最大の懸念です
更に、株式は購入後最悪放っておいても良いですし、気軽に売ることもできます
土地はそうはいきません
細かく管理が必要な上、ダメだと思っても撤退は困難です
このデメリットが無いことは大きな利点でしょう
REITのデメリット
土地が価値を持たなくなる時代がくるかもしれないということが一つのデメリットです自動運転が一つの節目と思っていましたが、リモートワークの推進でこのリスクが早々に顕在化する可能性があります
ただ、現物の土地と比べると、流動性が高い分この問題は大分緩和されているかもしれません
次に、現物の土地の運用はハードルが高いがゆえにリターンが高いという側面は間違いなくあるはずです。いわゆる参入障壁ですねこのメリットが無くなるのは手痛いのではないか、と思います
転勤というリスクが無ければ自宅を購入するのが強いかもしれませんが・・・
更に、税制をいかせない（サラリーマン収入と相殺できない）というのも大きな弱点です
税制を活かすことを前提に土地のリターンは決まっているなら、活かせない分劣後するのは明らかでしょう
手数料の高いインデックス投信みたいなもんです
税制変更のリスク
REITは明らかに税制優遇を受けています。その優遇込みで今のリターンです優遇は確実なプラスリターンなので魅力的ではありますが、逆にそれが無くなった瞬間が恐怖です
ちょっとググってみましたが背景がわかりませんでした。土地の流動性保つだけなのかなあ
REITの懸念点
REITは運用会社に運用を任せるとあります
運用会社とREITの発行体が違うというのは非常に大きな懸念点です
普通に考えて、儲かる土地は運用会社が自分で利用すると思います
そう考えると、土地の運用をメインの業務とする会社の株式を買う方が、構造的にリターンが高いのではないか、と懸念しています
まとめ
魅力的な部分があるものの、土地への投資のおいしい部分（ハードルが高いゆえのリターンと税制の優位点）が活かせない以上、リターンが株より劣るでしょうインフレ対応も株と金という手段があります
となると、今のところ余り積極的には投資する必要ななさそうです
撤退が容易なので、勉強とかウォッチも兼ねて少しだけ投資して様子見することにします
自宅を持たないリスク（家賃が値上がりしたらキツイ）を抑えられるので、インフレ気味になってきたら検討しても良いかもしれません
参考リンク
三井住友トラスト・アセットマネジメント様一目でREITがどういうものかわかる解説です。
ファイナンシャルフィールド様
『リートの特徴である、「利益の90％超を分配金に充てる」は、つまり「内部留保が無い」ということです』
『内部留保というのは、企業にとっては貴重な資金源だと、筆者は考えています。「社債を買ってくれる人」や「お金を貸してくれる金融機関」の顔色を窺う必要はありませんし、利息の支払いもありません。文字通り、自分の意志で自由にできるお金です。』
納得です。特に内部留保は安定的な事業に重要だと思うんですよね
S&P500の中に20銘柄超のアメリカのREIT（不動産投資信託）が入っていたり、
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスやMSCIコクサイ指数にもREITが入っていたりするそうです
となると、あまりREITを追加で持つ必要もないのかなあ
にほんブログ村
0 件のコメント :
コメントを投稿