私にとっての資産運用の目的は、資産運用戦略で書いたように、老後までにまとまった「私の」資産を用意する、老後の取り崩し時期を安定して乗り切る、になります
私の資産が重要ということは、人生は一発勝負という制約のなかで、リタイア期の相場の状況に関わらず結果を出す必要があるということで、この点が難易度を大きく上げていると考えています
目的達成のためには出口戦略が大きなウェイトを占めることは間違いないため、今から少しずつでも検討しておきたいと考えています
人生は一発勝負
目的を私の資産に限ることは難易度を大きく上げます何故かと言えば、人生は一発勝負だからです
そのため、理論、平均値、期待値、・・・などが正しいかどうかは意味をなしません
仮に、コインを投げて表が出れば100万円貰える、裏が出たら50万円払うというゲームがあったとしましょう
期待値を考えたらどう考えてもやるべきです。一般的にはぼろ儲け案件です
しかし、一部の方は破産してしまいます
さて、破産した際に、「いやあしょうがないね、理論的には正しかったからね」と言えるでしょうか
私は無理です
一発勝負故に、理論上正しい選択肢と自分の人生において正しい選択肢が異なる可能性があります
しかし、歴史上を言うなら、マイナスリターンとなった時期も長期間存在します
このマイナスリターンが不運にも取り崩し時に重なると大打撃です
重なるかどうかは完全に運ですので、長期投資をする場合は運要素に勝敗が大きく左右されることになります
ここで、歴史上どの程度長期に渡る暴落があったかを確認してみます
「S&P500のいままでの実データからみた、n年の長期保有をしたときにどれくらいの確率で利回りがマイナスになった」を確認するとn=18年ということです
(参考:ROKOHOUSE シーゲル流ロジカル投資術様)
逆に言えば、余命まで18年未満なら、その時点から死ぬまで投資成績マイナスがあり得たということです
日本の状況を振り返ると、漸くバブル崩壊後の最高値を更新(2018年10月)しましたが、
未だにバブルの最高値は遥か高みにあり、バブル直前の資産は相当目減りしてしまっています
(一応、配当込みなら大体取り戻せているようですが)
このように、過去に20~30年低迷した事例がある以上、最低でもその程度の年月株価が低迷することは今後もあるでしょう
更に歴史上30年だったというだけなので、余裕を見て50年位は想定しておく必要があります
50年となると、遅くとも50歳までには「明日大暴落が発生してそのまま回復しない場合」に備えた運用に切り替えなくてはなりません
これを回避するには上がる資産を買うしかありません
例えば、同じように株式を購入していても、時代によって正解は変わります
私がリタイアして死ぬまでの間、どのような社会になっているか見当もつきませんが、
生活に苦しむような状況にならない様、可能な範囲で行動していきたいですね
一番良いのは何もしなくても生活できる世界が実現していることなんですけどね
そうなれば資産運用も何も考える必要もなくなるので・・・
せめて、先が読みやすいように資本主義社会とか貨幣経済は変わらないと良いなあ
NightWalker's Investment Blog様)
アメリカ株でアーリーリタイアを目指す様
仮に、コインを投げて表が出れば100万円貰える、裏が出たら50万円払うというゲームがあったとしましょう
期待値を考えたらどう考えてもやるべきです。一般的にはぼろ儲け案件です
しかし、一部の方は破産してしまいます
さて、破産した際に、「いやあしょうがないね、理論的には正しかったからね」と言えるでしょうか
私は無理です
一発勝負故に、理論上正しい選択肢と自分の人生において正しい選択肢が異なる可能性があります
元より資産運用に完全な正解など無いといえばその通りですが、それでも確からしさに意味がないというのは難易度を上げる要因となると思います
リタイア期が不況なら地獄
長期投資は歴史上はプラスリターンを享受できていますしかし、歴史上を言うなら、マイナスリターンとなった時期も長期間存在します
このマイナスリターンが不運にも取り崩し時に重なると大打撃です
重なるかどうかは完全に運ですので、長期投資をする場合は運要素に勝敗が大きく左右されることになります
ここで、歴史上どの程度長期に渡る暴落があったかを確認してみます
「S&P500のいままでの実データからみた、n年の長期保有をしたときにどれくらいの確率で利回りがマイナスになった」を確認するとn=18年ということです
(参考:ROKOHOUSE シーゲル流ロジカル投資術様)
逆に言えば、余命まで18年未満なら、その時点から死ぬまで投資成績マイナスがあり得たということです
日本の状況を振り返ると、漸くバブル崩壊後の最高値を更新(2018年10月)しましたが、
未だにバブルの最高値は遥か高みにあり、バブル直前の資産は相当目減りしてしまっています
(一応、配当込みなら大体取り戻せているようですが)
このように、過去に20~30年低迷した事例がある以上、最低でもその程度の年月株価が低迷することは今後もあるでしょう
更に歴史上30年だったというだけなので、余裕を見て50年位は想定しておく必要があります
50年となると、遅くとも50歳までには「明日大暴落が発生してそのまま回復しない場合」に備えた運用に切り替えなくてはなりません
これを回避するには上がる資産を買うしかありません
そこまでいかなくとも、無茶苦茶な暴落は絶対に回避する必要があります
更に出口戦略で記載したようにインフレには勝つ必要があるので、ある程度リスクも取る必要があります
更に出口戦略で記載したようにインフレには勝つ必要があるので、ある程度リスクも取る必要があります
しかも前述の通り一発勝負
これは無理ゲー感も少し覚えています(笑)
リタイヤ時の相場状況が凪なら何も考える必要もなさそうですが・・・
理論ではなく結果
先に少し触れましたが、資産運用の理論、例えば過去の実績が~とか、確率的には~、などには納得もしますし取り入れもします
ただ、盲目的に頼ることはしません
資産運用とその理論、テンプレ投資は有用なのかなどで触れたように、そもそも理論を完全に信用していないという理由もありますし、理論的に正しければ一発勝負で勝てるというものでは無いからです
1986~2016年程度までの30年を取ればアメリカが圧勝しています
一方で、1960年~2016年までの56年間を取ればほぼ互角か、日本の方が勝っている時期が長そうです
更に、1960年から1989年を取れば日本の圧勝です
ただ、日本のバブル崩壊前に逃げられた人はどの程度いるでしょうか
その中で、これはバブルだと認識して狙って逃げられた人はどの程度いるでしょうか
その中で、これはバブルだと認識して狙って逃げられた人はどの程度いるでしょうか
生存者バイアスの怖さで記載したように、勝った人は偶々勝ったという場合も数多くありますし、負けた人もたまたま負けた人もいるでしょう
しかし前述した通り、私は「正しい理論で投資したけど結果として損した」なんてのは何の意味もないと考えています
結果論だろうが何だろうが、勝てば官軍ですし、負けたら賊軍です
一応、現在は株式投資、基本的には余り売らない長期投資をメインとしていますが、絶対のものではないということは心に留めておこうと思います
しかし前述した通り、私は「正しい理論で投資したけど結果として損した」なんてのは何の意味もないと考えています
結果論だろうが何だろうが、勝てば官軍ですし、負けたら賊軍です
まとめ
冒頭でも記載しましたが、出口戦略はかなり重要と捉えます一応、現在は株式投資、基本的には余り売らない長期投資をメインとしていますが、絶対のものではないということは心に留めておこうと思います
私がリタイアして死ぬまでの間、どのような社会になっているか見当もつきませんが、
生活に苦しむような状況にならない様、可能な範囲で行動していきたいですね
一番良いのは何もしなくても生活できる世界が実現していることなんですけどね
そうなれば資産運用も何も考える必要もなくなるので・・・
せめて、先が読みやすいように資本主義社会とか貨幣経済は変わらないと良いなあ
参考リンク
億り人を目指すサラリーマン日記様NightWalker's Investment Blog様)
アメリカ株でアーリーリタイアを目指す様
いずれも長期間株価が低迷した事例を挙げられています
ROKOHOUSE シーゲル流ロジカル投資術様
記事の本筋とは異なりますが、期待値が同じでもリスクがあると結果がかなりばらつく例を記載されています
期待値1でも、リスクの存在により資産が5割以下になる可能性がかなりあることが見て取れます
「運が悪い」と「期待値が良く」ても余裕で負けることが考えられますね
ROKOHOUSE シーゲル流ロジカル投資術様
記事の本筋とは異なりますが、期待値が同じでもリスクがあると結果がかなりばらつく例を記載されています
期待値1でも、リスクの存在により資産が5割以下になる可能性がかなりあることが見て取れます
「運が悪い」と「期待値が良く」ても余裕で負けることが考えられますね
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