バブルについての考察

株式を持ち続け、暴落時に買い増したいというのは虫のいい話かもしれませんが、
しかしやはりこれを狙わないと十分なリターンは得られないのではという気がしています

買い増したい一番の候補はバブル崩壊直後です
なので、バブルの原因や、今後起こり得るバブルについて考察していきます

バブル時の状況を集めることは暴落時の状況収集で、この記事は考察をメインにしていきます


バブルの原因

『ウォール街のランダムウォーカー』にはバブルの歴史について多数収録されています

結局のところ後から儲けようとする人が殺到した場合にバブルとなり、参加者が冷静になった後に実際の価値まで暴落しているように思えました

近年ではそれに加えて、実体経済と金融経済の差異も発生し、レバレッジ(しかも借金による)により崩壊時の惨状をより酷くしそうです

バブルの一連の流れは、
値上がりを見越して買う→値上がりが止まる→冷静になって売る→売りによる値段下落によって更に売りが加速する(ここまでが実体経済)→借金を返すために強制的に売る(これが金融経済で追加)となりそうです

この中で、特に借金による連鎖的な売りは、次に発生するバブル崩壊を今までよりも巨大なものにする可能性は高いと考えます



実体経済の有無とバブル崩壊

実体経済やPERが良好でもバブルは崩壊した過去があります
低PERだから安全という判断は危ないということですね

バブルと言えば泡、つまり実態を伴わないという印象がありますが、
確かに先のサブプライムローンも一応は実態(家)を伴っており、この印象は拭う必要がありそうです

今後のバブルの候補としては、IoTと自動車を考えています

クラウド、トリリオンセンサ等への設備投資、あるいはソフトウェア会社による借金の爆発+自動化による雇用の消失は、バブル崩壊の引き金足りえそうです

自動車の需要低減をトリガーとして世界中の自動車需要が無くなることで製造業が壊滅的となるパターンも有り得ると思います

特にIoT関係は個別株で結構投資していこうと考えていますので、
実体経済が好調でもバブル崩壊するという視点は忘れないようにしたいところです



perの監視

バブルとperは確実な結びつきはないとはいえ、perだけで回避できるバブルもあることから、数字のチェックはしておきたいですね

『ウォール街のランダムウォーカー』では、「大企業の場合にはどんなに高成長でも80倍とか90倍の株価収益率を正当化することは不可能」とあります
参考として掲げられた表では60倍程度の企業が入っているので、実際には60当たりが目安でしょうか

一方で、アマゾンはper100超えなので、これが将来正当化されるかどうか(現在の株価が維持されれば、バートンマルキールが敗北することになる)は非常に興味深いです

私としては、確かにperが高い企業はあまり近寄らないスタンスです
しかし、perは設備投資などで落ちるので、これから成長を目指す企業にとっては余り意味を持たない指標なのでは無いかなと最近は考えています


参考リンク:





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