会計クイズ全般
・財務諸表を見る前に、イメージを元に自分の中で財務諸表の形を作るイメージが重要
FANDA様(貸借対照表 (Balance Sheet)の読み方)
Balance Sheetは①期末時点における会社に存在する財産の状態を表す、②会社資金の調達と運用の状況を表す
流動資産:決算日から一年以内に現金化できる資産。「現金・預金」や「商品」「売掛金」等
固定資産:一年を超えて、保有する資産。「建物」「備品」「土地」等
流動資産:決算日から一年以内に返済する負債。「買掛金」「短期借入金」等
固定資産:決算日から一年以上かけて返済予定の負債。「社債」「長期借入金」等
純資産:資本金、利益剰余金等
流動比率(流動資産 / 流動負債 × 100)。流動比率が高いほど安定だが、現金商売の場合それほど気にならない
インフラ系(鉄道とか電力)は特に固定の収入があるので流動資産は無くても良い
FANDA様(損益計算書(Profit and Loss Statement)の読み方)
損益計算書は、財務3表の1つで、特定期間(ex. 1年間)に会社がどの程度の売上や利益を上げたかを報告する決算書
売上総利益(=粗利、原価を減じる)、営業利益(販管費を減じる)、経常利益(本業以外の利益を減じる)、税引前当期純利益(火災や事業の売却等臨時の利益を減じる)、当期純利益(税金を減じる)
FANDA様(キャッシュフロー計算書(Cash Flow)の読み方)
キャッシュフロー計算書は企業の活動によって実際に得られた収入から、外部への支出を差し引いて手元に残る資金の流れ
営業活動:本業の営業活動による現金の増減
投資活動:投資による現金の増減
財務活動:資金調達と返済による現金の増減
キャッシュフローの「型」により、
健全(+--)、積極(+-+)、改善++-)、衰退(-+-)、勝負(--+)、衰退(-++)
等に分けられる
会計ステーション様(これから会計を学び始める人たちへの羅針盤)
会計にできることは、経営者の主張を確認すること
経営者の主張の裏付けを取ることで、将来の成長性がより正確に予測できるようになる
大事なのは数字単体じゃなくてストーリー
重要な数字がすべて財務諸表に入っているわけではない(AIの会社であれば優秀な技術者の数も重要、等)
会計ステーション様(損益計算書(P/L)の読み方超入門)
製品競争力を見るための粗利率(売上総利益÷売上高)
操作されやすい販売費および一般管理費(削りやすい)
事業全体の良し悪しを見る営業利益率
基本的に重要でない営業外収益・営業外費用(ただし現在では為替差損益は大きな意味を持つ)
基準差に注意したい特別利益、特別損失
特別利益:負ののれん発生益、固定資産売却益
特別損失:減損損失、多額の貸倒損失、災害による損失、構造改革費用
米国基準等では特別○○という項目はない(営業○○に入る)
過去10期分の財務情報を入手し、売上・粗利率・営業利益の推移・同業他社比較
期によって大きくブレる場合がある
特徴ある期から学ぶ原価要因分析
海外比率で学ぶ為替リスク
株主価値を向上させる生産ができているかがわかるROIC
会計ステーション様(貸借対照表の読み方超入門)
購買→製造→販売→回収といった通常の企業における営業活動中の資産はすべて流動資産
固定資産
有形固定資産:製造に使うための機械設備、建物や土地等の形のあるもの
無形固定資産:ソフトウェア、ライセンス等の形はないもの
投資その他資産:有価証券やゴルフ会員権、保証金等(1年以内に現金にする気が無いorできないもの)
ネットキャッシュ倍率
ネットキャッシュポジション = 現預金+有価証券+投資有価証券 – 有利子負債(短期借入・長期借入等)
ネットキャッシュ倍率 = ネットキャッシュ倍率/時価総額
安全性を図る流動比率・株主資本比率
企業の経営管理状態を見る棚卸資産回転率・固定資産回転率
棚卸資産回転率 = 売上原価÷棚卸資産
固定資産回転率 =売上高÷固定資産
※これらは特に数字や他社比較に意味が無く、経営戦略との整合性を確認、過去からの推移などのチェックが必要
その他(会計クイズ解説やディスコード内の発言等)
流動資産/固定資産の割合
人やサービスが稼ぐのか、資産が稼ぐのか
前者はコンサル、IT、ファブレス企業、後者は重厚長大(化学プラント、不動産とかも)
のれんは、貸借対照表では無形固定資産、日本では1/20ずつ償却、海外ではなんかあったら調整
買収すると固定資産が増える
純資産/総資産の比率(自己資本比率)
純資産が少なくても良いのは安定したビジネス
逆は当たり外れが大きなビジネス(製薬、ゲーム、衣服)
金融は流動資産と流動負債が大きくなり、純資産が小さい
銀行の預金は流動負債に入る
保険も近いけど、長短鞘抜きに加えて保険の支払いもプラスだから自己資本比率はチョット高い
金融は鞘抜きが少しし難いから自己資本比率はちょっと低い
小売り+金融業になっている場合(丸井とか)は、知名度や印象は小売りだとしても、
本体は金融ということもある
この場合流動資産+負債がかなりの割合を占める場合があるので要注意
建設業は
完成工事未収入金/売掛金に相当
未成工事支出金/仕掛品や棚卸資産に相当
工事未払金/買掛金に相当
未成工事受入金/前受金に相当
など特殊な勘定科目あり。ちょっとググったところ、建設業は工期が長いので、通常の決算頻度とは相いれない部分があるためらしい
FCを展開している企業では、製品売上高は直営店のみ
そのため基本的に原価が低い
FC加盟店に対して販売したものは売上高の中に入るので、
ロイヤリティーが低い企業(例:サーティワン)等の場合、FC比率の割に製品売上高の占める割合が大きく、原価が高くなる
製薬は新薬と後発薬で大きく違う
新薬会社は研究開発費が大きく、原価が低い
後発薬会社は特許が切れたものを作るので競争が激しくマージンを乗せられない=原価が高くなる傾向
化粧品はブランドビジネス
損益計算書は売上原価が低く、非常に多額の販管費(特にマーケティング関連費用)を投入しているのがポイント
卸売は利益率低い
メーカーから仕入、それを小売にマージンを付けて横流しするビジネス
付加価値がつけにくく利益率は非常に低くなる傾向がある
業界再編により数社に絞られる傾向もある
自動車メーカーは原価率が高くなる傾向あり
自動車は非常にパーツが多く、また完成するまでに多くの下請けを通したりするため原価が膨らむ
減価償却費と販管費への振り分け(ディスコードの質問チャンネルを自分なりにまとめ)
減価償却費と人件費は売上に直接紐付けられる費用か否かで分類される
売上に直接紐付く費用(例えばJRの場合、ホームとかそれを作る機械の減価償却費とか、ホームを作る社員の人件費)は、売上原価に含まれる
売上に直接紐付かない費用(JRの場合は、経理部の建物の減価償却費や彼らの人件費等)は、販売費及び一般管理費に含まれる
そのため、業態がハード重視かソフト重視かによって、売上原価と販管費のどちらかが膨らむことがある
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