日々の生活の効率化~コストパフォーマンスの意識~

最近(といっても2017年末)、もう少し日々の生活の効率化に注意を払う必要があると思いつきました
このブログを始めたのもそれが理由の一つです

大げさな言い方かもしれませんが、生活を効率化することは生産性の向上に繋がります
どうでもよいことには時間を掛けず、より重要なことに力を割くことで、全体最適を目指します

成果1のタスクを手を抜いて成果0.8にして、成果10のタスクを頑張って成果12にするイメージです
勿論、時間を掛ければ12の成果が得られるのかはまた別ではありますが、ざっくりとしたイメージとして意識していけたらと

そのためには、払うコスト(時間)と、得られるパフォーマンス(効果)をもう少し考えて行動することを重視する必要があると考えました

コストには最初に掛かるもの、継続してかかるものがあり、
パフォーマンスもまた同様です
このどちらなのかも、また重要な点です

日々の生活についても、投資についても、重要な考えだと思います
将来への自戒もこめて、文章にしておくことにします

-(結論!)-----------
そしてこれからはストックのパフォーマンスを重視していきます
具体的にはやはり資産運用に多くのコストを割いていきたいと考えています

生涯の年率リターン平均が1%向上すれば、最終的な結果は大きく異なるでしょう
それに比べたら、効果の低いコスト低減やお得なキャンペーンは無視できるはずです
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時間というコスト

コストと言えばまずはお金を思い浮かべます

勿論生活するための最低限のお金は必要です
しかし、その分を確保した後は、お金が幾らあっても時間が無いとお金を使う暇もありません

厄介なことに、時間は稼げないという性質を持ちます
しかも、自身の意思とは勝手に消費されていきます

お金の場合は、(収入-支出+節約分)*運用という形で増やすこともできますし、
消費したくない時は手元に置いておくこともできます

時間はどちらもできないので、非常に厄介なコストと言えます



効率化する必要がある理由

ジムに行き、難波に飲み食いしに行き、投資を始め、クレカ/スマホ等導入をはじめとする生活の見直し、夜のストレッチ・・・と、以前よりやることが増えている=以前より時間を掛けています

給料を増やすことも投資をするなら重要です
幸い、頑張れば(結果が出れば)給料が増える環境にあります
これについても、向こう数年は(ほんの少しだけ)頑張りたいと思っています

なので、最近時間が足りておらず、今後も足りないことが予想されます

何もしないと解決する見込みもないので、
何にどれだけ時間というコストを投入するかをもう少し意識するべきかと思っています



コストの種類:イニシャルコストとランニングコスト

さて、コストを考える時には、それが初回限定なのか、継続的なのか、
つまり、イニシャルコストとランニングコストを意識することが重要と考えています

イニシャルコスト

イニシャルコストは何かをするとき最初にかかるコストです
一回払った後は追加のコストが掛からないようなものです

お金の面では、株式等の購入時の売買手数料が代表的なイニシャルコストです
(継続的に取引するような場合、後述するランニングコストとも取れます)

時間の面では証券会社に口座を作って実際に買ってみるまでをイニシャルコストとして捉えられます

格安スマホへ乗り換える場合を例にすれば、乗り換え時の費用(スマホ本体代金とか)や、どんな格安スマホがよいか調べる時間、などがイニシャルコストになります


ランニングコスト

ランニングコストは維持費用と捉えられ、継続的にかかる費用です

お金の面では信託報酬などが代表的です

時間の面では、最新情報を収集してどの株式を購入するか検討する時間が挙げられます

格安スマホへ乗り換える場合を例にすれば、月額料金や毎月の通話料など、継続して掛かる費用です
(格安スマホはこれが小さいのでメリットが大きい)


トータルコスト

両社を合計したものがトータルコストになります
コストパフォーマンスを上げるためには、最終的には、トータルコストを下げることが大事です

もちろんどちらかに割り切れるものばかりではありません

例えば、投資について学び続けるのはランニングコストです
一方、最初に決めたインデックス積立以外生涯何もしなかったという人にとっては、同じ学ぶことが完全なイニシャルコストになったりもします



パフォーマンスの種類:フローとストック

パフォーマンスの回収方式にも気を払う必要があります
こちらはコストとは違い、あまり一般的な単語が見当たりませんでした

下記の単語は、私が自分で理解するための造語を含みます
自分の感覚にぴったりあう単語が見つかれば置き換えます


フローのパフォーマンス

継続性、再現性のない、一時的なパフォーマンスの意味です
イニシャルコストを1回限りのコストと捉えるなら、1回限りの利益に当たります

お金の面では4万のスマホを欲しかったけど3万ので我慢するとか、
20万のパソコンが欲しかったけど10万ので我慢するとか、
そういう場合に浮いたお金になります

時間の場合も、お金の場合と同じように、例えば今日はサッカーを見に行こうと思ったけど我慢して時間を作る場合など、フローのパフォーマンスはあり得ます


ストックのパフォーマンス

1回実行すればその先定期的にパフォーマンスが上がる、もしくは上がることが期待できるパフォーマンスです

お金の面では債権とか高配当銘柄を購入するなどです

他には携帯を格安スマホで契約して月額料金を下げるとか、
保険を解約することが代表的でしょう

他にも、楽天市場のショップ買い回りイベント戦略のように、
一度覚えればある程度継続するタイプの知識から得られる効果もストックと言えます

勿論資産運用についての知識もストックです

債権や高配当銘柄は価格が変わったり、ショップ買い回りイベントはシステムが変わったら覚えなおしのため、効果の絶対値だけでなく、期待値的な面を多分に含むのが特徴ですね


トータルのパフォーマンス

フロートストックのパフォーマンスの合計です
コストパフォーマンスを上げるには、コストと同じくトータルで見る必要があります

こちらも、フローかストックか、割り切れるとは限りません
IPOに応募して直ぐ売却する場合は1回毎の再現性が無いのでフローという見方もできますが、継続して応募するのであればストックとみることもできます


コストパフォーマンスの意識

環境は将来的に変化します
上記ストックのパフォーマンスでも記載しましたが、状況が変われば特にストックのパフォーマンスは影響を受けます
かつ最近特に変化が激しいことから、回収期間には注意したいところです(できるだけ短い期間で回収したい)

具体例:スマホの場合

スマホの月額料金は新しいプランが発売され、乗り換えた方が有利になる可能性があります

今、頑張って最適なプランに移行すればオトクになるかもしれません

しかし、2年後にはまた選びなおしで、その際は「今調べた知識」の大部分は時代遅れになっているでしょう(大抵新しいプランが出ていますから)

しかも、例えば2年縛りやそれに類するもので違約金が必要な場合、将来的にその分損する可能性もあります

なら、ぱっとみて明らかに得ではない場合、時間(コスト)を掛けて調べても、
たかが2年の月額料金(パフォーマンス)しか産み出しません
しかも良く良く検討しても2年間で1万円違うってことはないでしょう

これでは、コスト(調べる時間)とパフォーマンス(精々1万)が釣り合いません

一方で、キャリアから格安スマホにするという行為については、ほぼ永続的に月額料金の削減に繋がります
2年ではなく10年位は削減が続くかもしれません。また場合によっては1か月で数千円の削減となるため、累計数十万円の差に繋がる可能性が期待できます

この場合、よくよく検討して時間というコストを多めに割いても、十分なパフォーマンスが得られるでしょう


具体例:投資の場合

投資に関して言えば多くの場合ストックのパフォーマンスに繋がります

例えば本を読んで入手した知識は、一生は言い過ぎかもしれませんが、向こう10年は持つでしょう
ここから得られるパフォーマンスはかなり大きなものになる可能性があります

勿論、投資においてはコストを割いてもパフォーマンスの結果は保証されませんが、
投資による収入、あるいは投資をしないことによる相対的損失(例えばインフレ負け)を考えれば、投資の勉強や実践に掛ける時間(コスト)は割に合うと期待しています



ストックのパフォーマンスを重視したい

一度実行すれば継続的に効果があるストックのパフォーマンスの向上に力を入れていこうと考えます

例えば、加入する保険の検討や、やりたいことメモで日々やることをチェックするなどは、将来に渡って効果をもたらしてくれるでしょう

他には上記の楽天市場のショップ買い回りとか、スマートEX導入と、EX予約(エキスプレス予約)の検討などがあります

勿論、毎年1000円しか期待できないことを実践する意味はないでしょうから、継続的に効果があるというだけで無暗にあれもこれもしないことは重要でしょうけれども

一方、単発のコスト、パフォーマンスにはできるだけ力を入れたくないところです

瞬間的な効果が高いのはイニシャルコストの削減、フローのパフォーマンス向上ですが、
長期的に見ればランニングコストの削減、ストックのパフォーマンス向上の方が高い効果がみこめるでしょう

まあ、イニシャルコストも単純に大きいので無視はできません
また、浮いたコストでストックのパフォーマンスを産み出すこともできます
(例えば1万円節約して投資すればそこからはストックのパフォーマンスが生み出されます)



まとめ(イニシャル/ランニングコストとフロー/ストックパフォーマンスの優先順位)

イニシャルコスト/ストックのパフォーマンスは効果も小さいことが多く、特にイニシャルコストは精神的な満足度には大きな影響を与えることも多いため、そこまで気にしない
(例えば性能の良いPCは使ってて気分が良いのであまりケチりたくないとか)

ランニングコストの低減は重要ですが、上記で幾つか例を挙げたようにそこそこ実行してきたので、後は普段の生活の中で見つけていく
(多くのサイトを見ても、大体スマホ、保険、ポイントやクレカで殆ど全部のようですし)

そしてこれからはストックのパフォーマンスを重視していきます
具体的にはやはり資産運用に多くのコストを割いていきたいと考えています

生涯の年率リターン平均が1%向上すれば、最終的な結果は大きく異なるでしょう
それに比べたら、効果の低いコスト低減やお得なキャンペーンは無視できるはずです



参考リンク

assets人生様
「「休日に1日仕事に出てくれと言われた時に、喜んで引き受ける日給」÷8時間=あなたの心理的時給」という考え方は興味深いです
例えば休息に充てる時間は給料という面での時給は発生していませんが、心理的時給は発生しているということでしょうか
基準としては実際に仕事をしている際の時給より、心理的時給の方がしっくりきますね


神経内科医ちゅりおのブログ様
「どれだけ考えても無駄なことを考え続けるのはやめよう」という記事です
投資に限らず、日々の生活の中でも、悩むだけ無駄なことは多々あるので、
この言葉は日々心掛けたいところです
(悩むのが楽しいときは別ですけれども)


和波の投資生活ブログ様
「例えばスーパーでは1円を節約するために何店も回るのに、10万円の家電を買う直前に隣町で1%安く売っているという情報を聞いても今から向かおうとは思わないでしょう。
ついでに100万円で株を買うまで10分と調べない人が大半じゃないでしょうか。
時間のかけ方、気の配り方は絶対額の大きなものほど手厚くするというのが正しいやり方です。」
本当にこれです。100万円の株、まあ0になることは早々ないのですが、10万円のパソコン買うより気軽に買ってしまうであろうことは注意しないといけないでしょうね
私は現在買う予定はないですが、家なんかはそれこそ1年位悩んで購入しても良い位の買い物だと思います






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