お金は寝かせて増やしなさいを読みました

丁度投資を始めて暫くした時に話題になっていたので買っていたのですが(遅れてですが)読みました

基本的には筆者のブログに書いてあることだったと思います
私は基本的にブログを一読していたので、新しい発見と言えるものは少なかったのですが、改めての知識のまとめになったので良かったです

一気通貫で書いてある(書かざるを得ない)というのは、(制限があるゆえの)本の強みなのかもしれません



お金は寝かせて増やしなさいを読んで

インデックス投資のまとめ(第1章~3章

インデックス投資の基本情報を分かりやすく記載されています

特に、許容リスクからのアセットアロケーションという考え方は参考になりそうです
確かに、リターンから決めてしまうと、リスクを過大に取り気味になってしまうかもしれません
儲けたいという気持ちがありますから

私の場合今の所、許容リスクは深く考えてないのですが、暴落した際に手持ち資金を投入した場合、生活防衛資金以外が全部株式というのがあり得ます
どこかで考え直さないと駄目かもしれません


全然関係ないのですが、「信託財産は信託銀行自身の財産とは区分して管理(分別管理)することが法律で義務づけられています」について
これ、分別管理なされていなければ、基本返ってこないのですよね(1000万円までは補填されるようですが)

だとすると、信託銀行がどこかってのは非常に重要な要素だと思うのです
ただ、あまりここに言及されている方はいないので、何か思い違いがあるのかな、と前々から思っています



始めるのはカンタンだけど続けるのは意外と難しい(第4章、P176~

どうしても売りたくなったときに触れる言葉として、
・ウォール街のランダムウォーカーより、「マーケットタイミング型で勝つには超打率が必要」
・敗者のゲームから「人は市場のピークで買い、市場のボトムで売りたくなるもの」
・マネーと常識より「複利とプラスサムを信じろ」
という意味(私の解釈ですが)を紹介されています

また、売れない仕組みとしてiDeCoを勧められています
(確かに売れない仕組みとしては最強かもしれません)

その他、過去の株価チャートの上り具合の確認とか、構成銘柄群に勤める優秀な人を思い浮かべるというテクニックも紹介されています


私の考えですが、暴落時に買うのは(いつまで暴落するか分からないから)確かに難しいけど、暴落時に売らないのは(暴落中というのは分かるので)できるはず
なので、インデックス投資分は損益通算以外で売らないようにしたいと考えています

一方、個別株ですと倒産ということもあり得ますし、その株がその後上がるかどうかは不明なので、持ち続けるのが不正解な場合が多々あります
つまり、何も考えずホールドも危険ということです
ただ、少なくとも全銘柄が下落している状況での狼狽売りはしないよう徹底したいところです



15年記+α(第5章、P208~、とオマケのpdf

筆者のリターンとその年の出来事を記載されています
出来事と併せてってのが実感しやすいところ
リターン〇%!は計算通りにいかないことが分かります

また、オマケのpdfでは、黎明期ならではの苦労と、証券会社のあまりにもいい加減な対応が書かれています

証券会社の対応は非常に重要(特に、ファンドの償還が最悪)なので、目先のコストだけではなく、永続性にも目を向ける必要があると考えました



出口戦略(第6章、P244~

出口戦略の情報が無い理由としてインデックス投資の歴史が無いこと、また、そもそも出口戦略自体が無いものねだりとされています
取り崩し時の暴落は「運」ということで、これは私も同感です

対策としては、リアロケーション、定率取り崩し、必要な分を取り崩す、を挙げられています

出口戦略についてで記載したように、私は出口戦略必要派ですが、上記対策は流用できそうです



まとめ

やはり第5章の凸凹具合が(他人の体験ですが)少しでも感じられたのが良かったと思います
まあ、冒頭で記載した通り、ブログも見ているのですけど、本になるとやっぱ感じる重みも違いますしね(本当は、違ってはいけないのでしょうけれども・・・)

さて、もし仮にアベノミクスが無かったら、日本株にある程度投資していた方々はまだプラスに転じていないかもしれません
読みが外れた時は、長期で持っていても報われない可能性があることは歴史上何度かありますし、更にヒドイ状況も有り得るでしょう

株式投資は分の良い賭けではありますが、あくまで賭けということはしっかりと認識しておきたいところです

後はやっぱり、売らないことですね・・・



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