円換算での資産価格が変わらなくとも、インフレなどで円の価値が落ちれば資産が毀損しているのと同じだからです
私は今後の主な収入=給料を日本円で受け取ることがほぼ確実で、そのため資産が日本円に偏りがちです
意識的に円以外の資産を取り入れることはリスク回避に有効でしょう
円高と円安の影響について
前々から疑問に思っていたのですが、放置しているので未だに良く分からないことです私、一応製造業(かつそこそこ輸出比率高い)の会社に勤めてるんですけどね・・・
輸出企業は円高だと売れず苦しい、円安だとバンバン売れて業績アップ、というのは昔からよく言われております
確かに円高時は日本円基準では利益額が減るのは間違いないことですし、なんとなく社内には苦しい雰囲気が漂いました
しかしながら円高ということは海外から安く調達できるということであり、使い方・考え方次第では別に損してないのでは?というのが自分の直感的な捉え方です
不況と円高は大体セットで来るので、不況の影響が大きいだけでは無いでしょうか
具体例
シンプルな具体例として、100円の儲けがあった場合を基準とした利益を考えます100円=1ドルの場合
100円=1ドルの場合、1ドルの儲けです50円=1ドルの場合
さて、50円=1ドルになったらどうなるでしょうか100円の儲けがあったとしたら、100円=2ドルの儲けなので全面的に万々歳です
ここで取引がドル建てで、儲けが1ドルの場合を考えます
1ドル=50円なので円換算では利益が落ちています
でも、でもですよ。ドルで使うのであれば損してないじゃないですか
ドルのままアメリカに投資するなら1ドルは1ドルで変わりません
だったら円高のうちに海外に投資しておけば別に損しなくない?と考えます
200円=1ドルの場合
100円の儲けは0.5ドルですさっきとは逆に、円換算では変わっていないようにみえますが、ドルのまま海外に投資する場合の投資額は減ってしまうことがわかるでしょう
インフレor超円安の対策
200円=1ドルの場合のように、最悪のパターンとして日本円の強いインフレor超円安があります日本円でいくら利益額が出ていても、これらに負けると意味がありません
インフレには対抗する必要があるのです
近年、海外から輸入するモノとサービスの割合は増えています
通常は輸入してる企業が頑張っているので影響は感じませんが、努力にも限度があり、結果、輸入品の値段が10倍になるでしょう
100円しか持っていなければ、今までの1/10しか買えなくなります
資産の基準は円以外も必要
最終的にはほとんどの資産は円で使うことになるので円換算の評価は重要で、これを無視するのはありえませんただ、ドル換算(あるいは、他の資産換算)での評価は一切しなくてよいかというと、それは違うと考えます
今まで記載してきた通り、インフレと超円安の対策として、ドル換算という視点も必要です
また、ドルだけではなく、株式換算も必要でしょう
ドルもインフレしている場合、円と同じように購入できる商品は減ってしまいます
勿論、為替もインフレも先がわかりません
今のドル円が円高と判断していても、それ以上の円高が一生続くという可能性もあるでしょう
なので、円高のうちに海外に投資というのは、言うほど簡単ではありませんし、将来円高になれば円以外への投資は損することになりますので、リスクも発生します
インフレについても同様で、この先インフレが進むと個人的には予測していますが、もしかしたらデフレが進むかもしれません
ただ、日本円への全力投資で記載した通り、私の今後の主な収入=給料は日本円で受け取ることがほぼ確実です
いうなれば日本円に集中投資している状況です
ならば、円安や円のインフレリスクを回避するために意識的にドルベースの資産を取り入れることは重要になります
いうなれば日本円に集中投資している状況です
ならば、円安や円のインフレリスクを回避するために意識的にドルベースの資産を取り入れることは重要になります
現金と株式以外の選択肢
将来的には、株式以外の通貨や商品への投資も検討したいと考えています(ビットコインとか、金、土地など)極端な話、ビットコインは黎明期は1ビットコイン=10円程度で、今100万とかですから、ビットコイン建てで見たら円は10万分の1程度の価値になっています
株も数倍にはなっているかもしれませんが、ビットコイン基準で見たら1万分の1程度の価値です
びっくりですね
絵画とかの美術品建てとか言い出したら切りがありませんが、ある程度安定した資産クラスは少額でも保有しておくことで、リスクを分散できると考えます
具体的には株式以外のアセットアロケーションへの組み入れ候補で検討しています
参考リンク
ROKOHOUSE シーゲル流ロジカル投資術様心配すべきは為替リスクではなく通貨リスクであるということです
「自分の資産額が自国通貨建で一定だったとしても、自国内のモノの値段が変わってしまえば意味がないですよね?円の価値自体が棄損されてしまえば外貨との交換レートも悪くなり、外貨からエネルギー資源などを仕入れるためのコストもあがった結果、モノの値段も上がることになります。」
「為替リスクというのは自国通貨からみたときに、その資産がどれだけ変動幅が大きいか(不確実性が高いか)という概念ですが、実際には自国通貨自体の価値が毎日揺れ動いてるからです。」
「心配すべきなのは、為替リスクではなく、持っている通貨の価値が下落するリスク、通貨リスクです。」
高卒非正規が株式投資でアーリーリタイアを目指す様
現地通貨建てで成長していても、米ドル建てだとマイナスかもしれない。また、2007年5月以降を、通貨を合わせて、日経平均とS&Pで比較すると、割といい勝負、ということです
比較するときは通貨を合せるというのを習慣にしないといけませんね
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